2011年7月20日~22日の3日間にかけて北陸の地で開催される『第14回 画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2011)』へやってきました.
そのMIRU実行委員会の協力の下,東名阪の各CV勉強会が合同で主催しカジュアルにCVを語るイベント「Japan Computer Vision Day ─全日本CV勉強会─」(以下JapanCV)が前日同会場にて開催されました.
そのMIRU実行委員会の協力の下,東名阪の各CV勉強会が合同で主催しカジュアルにCVを語るイベント「Japan Computer Vision Day ─全日本CV勉強会─」(以下JapanCV)が前日同会場にて開催されました.
僕はMIRUへ参加が決まるずっっっっと前からJapanCVへの参加表明をしてて,実際に参加しLTまでさせていただき,もうホントに素晴らしいイベントでした.ということで,報告いたします.
#MIRU本会の空き時間中に書いた記事なので書き足りないかもです.増えるかも.
JapanCVについて
- 日時:2011年7月19日
- 場所:石川県金沢市 金沢市文化ホール
- イベントページ:http://partake.in/events/9245c242-5fe0-4508-a4fe-a0d202adee93
- togetter:Togetter – 「2011/07/19 全日本CV勉強会tweetまとめ」
- こんなところでしゃべるなんて!!ww
内容
-
LT大会
- 13人のLTerが一人5分の真剣勝負
- 僕もしゃべりました!!
-
デモ発表「CV/ARアプリを触ってみた作ってみた」
- 2件の発表がありました!
-
ディスカッション「コンピュータビジョンが作る未来」
- 3名の方によるパネルディスカッション
- その後,全参加者によるグループディスカッション
では,このそれぞれについて簡単な報告というか感想をまとめました.
LT大会
それぞれのお話について
すみません,すべてのお話を詳細にメモすることはできなかったので,僕がおもしれーwと思った話とかを書いていきます.
前述のとおり僕自身がしゃべったので,その前後のほうはほとんどぜんぜん聞けてないですが….
-
画像による鮮度測定
- もうあるww
-
略称がGUNDAMとなるような手法を提案したい!
- ちょうど前回の名古屋CVでも話してましたねw
-
広島画像情報セミナー
- 広島大学・玉木先生
- 僕は山口の人間だし兄弟が広島大にいる関係ですごく身近
- 行けたら行きたいけど盛大な旅行に…w
-
Microsoft Research Asia(MSRA)でのインターン
- 松下さんより
- これは非常に興味があって,
- もしかしてうちの大学のB4後期必修科目の実務訓練で行けたりしないかなーとかと思って調査したいと思ってるところであります.
-
webcamtools
- wosugi3さん作ライブラリ
- .NETか!
- 3年くらい前でしょうかホントwebcamera使うのメンドくさかったですよね…
-
MIRU2012若手プログラム
- 僕はたぶんまだ10年くらいは若手で通じるのでいずれはw
-
ミクのやつ
- 不気味の谷
-
「草食系男子とComputer Vision」
- ワロタwwwワロタ…ワr
全体的に
- みなさんすごい人ばっかじゃないですか!!
しゃべったほうについて
-
内容についてはオフレコでお願いします
- 「とある学部生の進路選択(クロスロード)」と題してしゃべりました
- にくったらしいくそがきがなんかしゃべっとるでwwくらいの感覚で聞いていただければそれでいいです
- 5分の持ち時間のうち1分以上時間を残してしゃべり終えてしまいました
-
もうちょっといくつかネタを仕込もうと思ってやめたんですがやめないでよかったかもですねww
- スベるのは慣れてるので
- でも参加者の方の反応が暖かくてすごくしゃべりやすかったです…!
デモ発表「CV/ARアプリを触ってみた作ってみた」
『オープンソースのARToolKitライクなiOS用ARフレームワークの紹介』@sonson_twitさんより
-
sonsonさんのスペック高すぎワロタ
- てかjapancv参加者のスペック高すぎワロタ
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CoreARの紹介
- 「自分はARライブラリを実装できるか?」
- →作ってみた
- なんというフットワークの軽さ
- QBがんばれ!
-
プリンQB
- AR用語でジッターと呼ばれることがあるらしい
-
実装はCとの戦い
- 速度的なあれで
『TesseractOCRに触ってみた』@takminさんより
- つい先日の名古屋CV・PRML勉強会にも来られたtakminさんより
- オープンソースOCRライブラリを実際に使ってみた
- 発表資料はこちら:Tesseract OCRに触ってみた (2011/07/19 JapanCV発表資料) – takminの書きっぱなし備忘録
- 機械学習のような手法を使っていない
-
非常に多くの言語に対応
- トレーニングデータを指定することで言語切り替え
- 登場する文字を限定させることも可能
- 独自のトレーニングによって新たな言語だったり,製品番号のようなのなら専用に学習させられる
- 英語だとかなり使える
- 日本語だとギャル文字生成ツールに
- 速度はだいぶ速い
ディスカッション『コンピュータビジョンがつくる未来』
パネルディスカッション
- 3名のパネリストによるお話
-
@payashimさんより,「既成概念にとらわれるな!」と
- 僕は高専出身だからか,むしろ既存手法の組み合わせでうまいことやるようなって教育を受けてきた感じがする
- それに関してどう思われますか的な質問をした
- 今日来てる教育者の方たちに,土足で上がりこんで喧嘩売るような行為
- これは時と場合にもよるしとらえ方にもよるし…メモしきれてないですが一言で片付くようなかんじではないなというかんじですね
- あとのグループディスカッションにまで議論は続きました
グループディスカッション
- 100名弱の方を十数チームに分けて,各チームごとに指定されたテーマに関してディスカッション
-
LT発表者などは審査員に
- 僕が審査員!?
- ご無体なwwというかおこがましいwww
-
各チームがディスカッションをしている間,僕たちは僕たちでフリーダムにディスカッション
-
何か最近困ったことありますか,そっから考えてみよう,てことで
- 僕が「よく迷子になるんスよww」と
- そっから街画像がどうのというかんじで話が広がりました
- やはり,「データをどう集めるか?」というような,ちょうどパネルディスカッションでもあったような話に
-
何か最近困ったことありますか,そっから考えてみよう,てことで
懇親会
[blackbirdpie url=”http://twitter.com/mrxptn/status/92086758413578240″]
そういうわけですorz
LTでも少ししゃべった,僕の妄想についてもう少し
-
概要
- 勉強会とか学会で,だれがだれかわからない
- Boost.勉強会 名古屋とかでは座席表がありましたね
- それをARぽくインタラクティブにできたら素晴らしいと思いませんか!?
-
モチベーション
- 僕人の名前と顔覚えるのがすごい苦手なんですよねー
-
そうでなくても,勉強会とかで顔と名前(本名もだしtwitterIDとかアイコンでも)が対応づくかどうかってのはすごく大事だったりする
- 参加者にとっても運営者にとっても
- ということで,勉強会の参加者を固定カメラで撮っといて,画像技術で個人識別して名前とか出せたら
- FPSで出るみたいなかんじで
-
ということで半年よりは前くらい?ちょっとだけやってみたことがあって,それをごく簡単に紹介したわけです
- 認識・識別はしてません
- ある時点での画像(静止画)を初期画像として,人領域を指定,それが誰かを指定
- あとはParticle Filterで追跡
- なのでかなり残念な感じ
-
できるようになったらいいなぁ~的な能力
- 自動認識・識別
- リアルタイム
- 簡単なジェスチャ認識
-
このあたりができるようになったら夢が拡がりんぐだな~
- 今日の登壇者にマークつけて表示できたりしたら
- 質問のとき挙手した人を瞬時にリストアップ
-
ちょっとリサーチしたいこと
- 低解像度画像による顔認識
- 〃 ジェスチャ認識
-
それ以前の課題
-
実験そのものが困難だったりします
- というのも,人が集まってて静かに座ってる環境っていうのがそれほど多くない
- トライアンドエラー的なのは難しい
-
実験そのものが困難だったりします
-
さらにそれ以前の問題
- おさかなさんソース紛失疑惑
- まぁ手法的にもソースの内容的にも,フルスクラッチでインプリメントしなおす方がいいですけど.
jpancv全体を振り返って
こんなすごい方たちと話すことができるなんて
- カジュアルに議論した方たちが次の日に(MIRU本会で)ロングオーラル発表してるとか
若さはそれ自体がアドバンテージだってこと!
- 「まだB4です」て言うだけでリアクションがいいのですww
-
てゆーか若さとか学生だからってことで肩身狭く感じたことって一度たりともないです
- できなくても怒られないから傷つかないし
- できたら褒めらるからモチベーションになるし
- 生活かかってないから飽きたらやめられるし
- もっとこう学生は若さ生かしてほしいなぁと思うのです,いつも
CVの可能性は無限ですよっと
- 画像理解技術で社会はもっとよくなる…と,さらに強く確信するに至りました
- 僕はメーカでR&Dしたいと思ってるので,ほんと夢が拡がりんぐですね
謝辞
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主催をされた各先生方,各勉強会の幹事の方
- 特に,僕にLTしたらどう?と言ってくださったmiyabiartsさん
- すべてのLT発表者の方
- 非常に興味をそそられるデモ発表をされた二方
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有識者としてCVの未来を考える上で示唆に富む話をいただいたパネリストの3名の方
- その上ディスカッションまで一緒にさせていただいて
- いつも通り今回もお世話になった名古屋クラスタの方
-
すべての参加者の方!
- こんなに盛り上がり楽しかったのは100名近くに及ぶ参加者の皆さんのおかげです!
本当にありがとうございました!
来年も楽しみです!
いわゆる学会とIT勉強会との関係を考える上で素晴らしい前例になったに違いないですね!