だんだん寒くなってきて体調崩さないか少し怖いです.深海魚になれば温度は安定しているのになと思うと地上生活もラクじゃありませんね.
さて,先日2012/10/20に,第20回 名古屋CV・PRML勉強会を開催いたしました.
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@sakanazensen(ぼくです):高専プロコンとComputer Vision
- 今年の高専プロコン競技部門で出されたタスクがCVに関するものでした
- いままでもそういうのあったので,非常に若い(10代中頃〜)のひとがCVに興味を持ってやってくれてることを紹介したくて発表しました
- 資料は未許諾の画像の引用があるので,非公開です>< すみません・・・
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@yasutomo57jpさん:背景モデリングに関する研究紹介
- 発表資料資料
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定点カメラ映像から背景画像を推定する
- 定点カメラ映像と言えども照明変動や木の揺れなどの変動を含むので,ロバストな背景推定は難しい問題だったりするわけです
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高専時代の卒論には背景差分を使ってて,背景画像の自動推定・更新をやってました
- その時使った手法としては今回の話で分類すると「確率分布に基づく手法」になりますね
- D論の関連研究紹介
- 個人的で恐縮ですが,今回初めてお互い認識してお会いできたのが非常に嬉しかったです
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@takminさん:Deep Learningに関する研究紹介
- Building High-level Features Using Large Scale Unsupervised Learning
- 大規模物体認識コンテストILSVRCで黒船のごとくやってきたDeep Learning,それに関する論文の紹介
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生の画素データを入力して,ニューラルネットで低次の特徴から徐々に高次の特徴に反応するネットワークを組む
- 最上位でどのニューロンが生起したかでclassifyができるよ!という手法
- とにかく規模がえげつない.
- googleさんスゲー…
- ただ,特徴抽出からの識別というオーソドックスな枠組みを一夜にして時代遅れにするものではなくて,DeepLearningの知見を生かしたHand-craftedな特徴量設計というアプローチが今後はでるはず
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高橋さん:ECCV2012報告
- 今月開催されたばかりのトップ会議ECCV2012の参加報告
- 採択率の話や,投稿数の話など
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面白そうだった研究など
- 問題設定の新しさなどのアイデアでけっこう勝負できるということを再確認できましたね
発表者4人(これ自体はたまたま)で懇親会(反省会ともいう?w)をしました.
ちょっと印象的だったのは, ちょっと印象的だったのは,機械学習の人が黒船が如くやってきて,CVをやっていた人たちが生き残るにはどうしたらいいんだろう?という話でした.機械学習の人が黒船が如くやってきて,CVをやっていた人たちが生き残るにはどうしたらいいんだろう?という話でした.
インタフェースの分野や制御の分野に進出することはひとつの生き方だし,機械学習の人がやってくるなら自分たちが機械学習の人になるというのもあるね,というかんじに.
(そもそも,たぶんこういうテリトリー思考すらも既に古い考えなのでしょうね.)
今回は最先端なお話ばかりということで本当に楽しませていただきました.
僕個人としては発表内容の理解度がいつもよりよかったように思います.発表者の方の説明が大変わかりやすかったのもありますし,ここ最近けっこう勉強してきたのが生きたかな,とか思っておりますw
勉強会自体はいつの間にか20回を数えるまでになりましたね.ここまで来れたのもみなさんのご協力あってのことで大変感謝しております.
今回は発表者確保に手間取ってしまった故に告知が遅れてしまい,参加者は少なめ…かな?と思いきや,実際に開催してみるとけっこうな数の方に来ていただけました.
反省点は反省点として取っておくとして,それでも内容の濃さももちろん皆様からの質疑も結構活発でいいかんじだったんじゃないかなと思ってます.
あと,発表者の方の時間感覚が素晴らしくて,予定のタイムテーブルから3分とズレることなく最後までいけました.大変ありがたいことです.
僕自身は「これで時間使いきれるのかな?><」くらいの感覚でちょうどいいんだなと実感しましたw
無理を言って発表していただきました@yasutomo57jpさん,@takminさん,高橋さん本当にありがとうございます.
いつも場所をお貸しいただいてる中部大の藤吉先生(@hf149さん)やustしていただいた@fararrow9先輩にもこの場を借りて感謝いたします.
次回は2012/11/17(土)の予定です.
中部大・中京大の学生さん(配属前?)が多く来られるかもしれない,とのことです.
テーマは未定ですが,ここのところ最先端の研究紹介が続いたこともありますし,この際だからアプリケーションの紹介やCVの可能性の話などattractiveな内容にしてもいいかもな〜などと考えております.
実は次回の開催は,第1回勉強会開催から2周年ということになります.なにかそれに関しても考えてみようかな(・∀・)