第29回関東CV勉強会でSelective Search for Object Recognitionを紹介してきました

初ガツオの季節です。都会なので目に青葉は映りません。山などないのでホトトギスもいません。テッペン原稿カケタカ!

さて、仕事がらComputer Vision的な活動はぜんぜんできていなかったこの1年でしたが、年明けたぐらいから気持ち的にも余裕ができてきたので、ちょいちょいと遊んでいました。
そして先日開催された関東CV勉強会で、かなりひさしぶりに外で専門分野のお話をさせていただく機会をいただき、検出界隈では有名と思われる手法Selective Search(*1)(*2)について紹介してきたので、簡単に振り返ってみたいと思います。

勉強会情報

お魚さんの発表

ICCV2011で発表され、2013年にIJCVに論文として掲載された”Selective Search for Object Recognition”を紹介しました。

資料はタイポの修正、補足、利権的に良くないネタ画像の削除などにより、発表時に用いたものとは多少異なっています。

お魚実装

原著のAuthorはMATLAB版実装を公開しています(ICCV版/IJCV版とも)。
が、主要な部分はpcodeであるため、再現実験以上のことができず、またMATLABを持っていない自分の場合は動かしようもなかったので、ふーん、じゃいっかということで、自分で実装しました。

実装はほぼPure Pythonです。
初期値のセグメンテーションに用いるGraph Based Image Segmentation(*3)の実装に関しては、提供されているC++実装をPythonから呼び出せるようBoost.Pythonでラップしています。

その他、中途半端にテストがあったり、中途半端にGUIのデモがあったりと、中途半端なこだわりが散乱しているので、ぜひforkしてください。

belltailjp/selective_search_py.git

感想と反省

発表の準備
奇跡の前倒し、からの

実装作業の着手は4月末でした。なんとかなりそうだとわかった時点で勉強会の発表を申し込んだ形です。
作業は夜や休日中心だったため、日数的にはかかりましたが、それでも5月上旬には概ね目処が立つというかなり前倒し状態でした。That’s a miracle!
なのに、どういうわけか勉強会当日になってまでスライド修正していたよ!なんでだろうね!

MS Officeだとおもった?ざんねん!MS Office for Macちゃんでした!

スライドは自宅のWindowsで作成したのですが、ノートはMacしか持っていないので、Office for Macで開くと数式がぶっ壊れてしまい、現地で気づいたタイポ等も直せないまま、まさかのSlideshareを写して発表するという斬新なスタイルを採用しました。

当日したスライド修正は、結局反映されませんでした。つらい。

発表の手応え

紹介した論文自体はtheoreticalというよりはかなりpracticalな内容で、こうやったらこうなります、なったんです、というような話になってしまうのはしょうがない面もあり、参加者の皆さんに納得をしていただけたかは難しいところです。
(自分でも、えっ、それアリかよと思うような部分がちょいちょいあるぐらいでしたので)

それでも、比較的随所で引用される論文ということもあり、手法の存在自体はご存知の方も多く、わりと気楽に話せていました。
(いろいろ鈍っているだけかもしれない)

また、実装してみた!というのは、とてもアリかもしれません。
説明する上での説得力も増しますし、何より自分の理解が深まるので、時間が許す限り自分の基本方針としてやっていきたいと思います。

全体の感想
脳みそはシングルスレッド

最初からそうなるだろうなと思ってはいたことなのですが、やはり自分の発表があると他の方の発表を集中して聞けない面はどうしてもあります…。
とは言え、発表することそのものが勉強になるわけで、そんな一度に両面でがっつり勉強しようというのも贅沢な話かもしれない、ぐらいの気持ちで気楽に構えています。今回は発表で学ぶ日。前回はちゃんと聞いて学ぶ日。
今後は2〜3回に1度ぐらいのペースで何かネタ提供できたらいいなと思っています。

もう2日早ければ救える命がある

ところで、主催関係者の方はやはりドタキャン・無断欠席に頭を悩ませておられるようです。
今回も完全に満室になる予定だったのに、いざ来てみるとまだまだ入れそうな具合でした。
キャンセル待ち状態の人が「当日になって他人のドタキャンのせいで参加枠になっても困るし、それで無断欠席扱いなんてとばっちりもいいとこだから、自ら予めキャンセルしておく」状況って、なんだろう。
仮にドタキャン・無断欠席でなく例えば2日前にでもキャンセルされていれば、来たくて来れない人がだいぶ救われるんじゃないだろうか。
自戒も込めて。

電波

以下、全部僕の発言からです(懇親会含む)。

電波はほどほどにね٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

*1: J. Uijlings et al., “Selective Search for Object Recognition,” IJCV 2013

*2: Koen E. A. van de Sande et al., “Segmentation As Selective Search for Object Recognition,” ICCV 2011

*3: P. Felzenszwalb, “Efficient Graph-Based Image Segmentation,” IJCV 2004

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